野村 優子

サステナビリティガバナンス マネージャー

早稲田大学大学院経営管理研究科(ファイナンス専修)修了(MBA)。証券会社にて機関投資家営業を経たのち、資本市場部門にて上場準備企業のコーポレート・ストーリー策定、上場企業の財務・非財務情報開示、中期経営計画策定、決算説明、投資家とのエンゲージメント等、各種IR活動実務支援に従事。

サステナビリティに
対して「?」を抱える
上場企業を支援

私は「サステナビリティガバナンス部」に所属しています。業務は多岐にわたりますが、特に注力しているのが「上場企業のサステナビリティ経営体制の構築支援」です。昨今、サステナビリティの視点を企業経営に取り入れることの重要性は各方面で説かれています。しかし、「何から始めればいいのか」「具体的には何をすればいいのか」と悩み、適切なアクションに移せていない企業が多いのが実態です。そうした現実をふまえ、私たちはクライアントに意思や課題をヒアリングして体制構築の提案・支援をしています。例えば、「サステナビリティについての議論を部署単位で行っているが、全社的に話す場がない」というケースがあります。この場合、経営企画部やサステナビリティ担当部署、あるいは経営層と議論をしながらメンバーを選出し、サステナビリティ委員会を設置します。私たちは委員会の立ち上げから運営、アドバイザリーを行い、クライアントがサステナビリティを全社的に話し合う、かつ企業経営に生かすためのお手伝いをしています。

組織の限定的な“声”を
拾い上げ、拡散し、
実行に移す

サステナビリティの仕事は、短期間で成果が出ることはほぼありませんが、数カ月前を振り返ったときに、クライアントの変化を実感できたときは大きな喜びを感じます。例えば、サステナビリティ課題の議論をしたことがなかった企業が、今ではサステナビリティ委員会を立ち上げ、たくさんの社員が自社のサステナビリティを議論したり、自発的な動きをし始めたりしたときです。「何か変えなくては」という意志を持つ人は、部門の担当者や経営層など一定数いるのですが、それが個人の想いで終わっていて組織内に伝播していないケースは多々あります。そうした意志を聞き、発信して、そして実現させていく支援をすることが私たちの仕事です。

自分の得意分野を
生かしつつ、
メンバー同士で助け合う

サステナビリティ部で役立つスキル・経験を挙げると、まず組織やプロジェクトを立ち上げたり、課題解決の方法を練り上げた経験があると生かせると感じます。経営に対しての企画提案や新規事業を創出した経験などです。もちろん、事業会社のサステナビリティ推進部署にいた人も経験を生かせるでしょう。実務の面では、社外とコミュニケーションをとることが多いので、ステークホルダーの期待や関心を把握・言語化するスキル(ステークホルダー・エンゲージメント)も求められます。また大前提として、この領域の仕事では「お手本」となる手法が存在せず、前述したように業務の幅が非常に広いです。そのため、すべての業務に対して詳しい人はいないと思っており、実際には自分の得意分野を生かしつつ、足りない部分は周りのメンバーにフォローしてもらいながら進めていくことが多いといえます。

「この人たちと社会変革を
起こしたい」と思い、
HRGLに転職

私は新卒で証券会社に就職しました。リテール、銀信証連携業務を経験した後、機関投資家営業を担当しました。その後、別の証券会社に転職し7年間資本市場部門で業務を行い、このとき早稲田大学大学院経営管理研究科でMBAを取得しました。そして2020年7月、HRGLの前身である三菱UFJ信託銀行 HR戦略コンサルティング部に転職。実は当時、転職を考えてはいなかったのですが、たまたま現・HRGLのメンバーと話をすることがあり、そこで「このチームは“社会変革を起こしたい”という想いを持つ人たちの集まりだ」と強く感じました。代表の内ヶ﨑は「社中」という言葉をよく使いますが、まさに坂本龍馬が作った亀山社中のように、同じ志を持った仲間が集まり、明治維新と同じようなインパクトを社会に起こしたい。そうした想いがひしひしと伝わり、「この人たちと働きたい」と思って転職を決めました。

出身・専門は違っていても、
向いている方向は皆同じ

入社して改めて思ったのは、「想像していた以上に、社員のバックグラウンドやスキルが広い」ということ。例えばサステナビリティガバナンス部だと、私の出身は証券会社ですが、それ以外にも事業会社(経営企画部、サステナビリティ部)、外務省、コンサルファームなど実にさまざまです。しかも、こうした別の業種・業界から飛び込んできた人たちの集まりにもかかわらず、「クライアント・ファーストで社会変革を起こす」という意志を全員が持っているのです。また社内の人間関係はとてもフラットで、私の場合、上司と歴史や哲学を絡めて仕事の話をすることがあります(笑)。別の視点から物事をとらえることで、仕事や社会をより俯瞰的に見ることができます。まさか仕事でそんな話ができると思っていなかったので、上司には感謝していますね(笑)。

「ゼロから一を生み出す
楽しさ」がある仕事

サステナビリティガバナンス部に向いているのは、新しいことに対して前向きに取り組める人だと思います。もちろん、前例のないことにチャレンジし続けることは大変という側面もありますが、一方で「ゼロから一を生み出す楽しさ」もあります。大変さと楽しさは紙一重なので、そのあたりを理解しつつ、それでも前を向いて仕事ができる力が求められると感じますね。また、今の職場で「自分だけ熱い想いを持っていると感じる」「周りに同じ考えの人がいない」という人もいるかもしれませんが、HRGLでは自分のやりたい気持ちに賛同してくれる人ばかりです。その雰囲気を確かめるためにも、自分のやりたいことを実現できる環境なのか見極めるためにも、ぜひ面接を受けてみてください。意志と経験のある方は後悔しないはずですよ。

DAILY SCHEDULE1日のスケジュール

5:30 起床
8:40 始業(在宅)。業務に関するニュースをチェック
9:00 情報のリサーチ・分析・検証、
プロジェクトの資料作成
13:00 オンラインでクライアントと打ち合わせ
15:00 クライアント打ち合わせ後の
社内ミーティング
16:00 次回打ち合わせに
向けての作業
19:00 終業(在宅)
0:00 就寝

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