
後藤 一平
戦略・リスクガバナンス / マネージャー
慶応義塾大学法学部法律学科卒。損保系コンサルティング会社・大手監査法人を経て現職。企業のコーポレートガバナンス、リスクマネジメント、危機管理に関するコンサルティングを多数経験。現在、戦略・リスク領域を中心に、上場企業のコーポレートガバナンス改革コンサルティングに従事している。

「ボードアドバイザリー」の
専門家として
幅広い業務に従事
私は「戦略・リスクガバナンス部」に所属しており、主に上場企業のコーポレートガバナンス体制・取り組みの実態調査、コーポレートガバナンス全般のアドバイザリー業務、全社的リスク管理の高度化支援などを担当しています。普段の業務では、コーポレートガバナンスを所管する経営企画部門との接点が多いですが、取締役にプレゼンをしたり、インタビューをしたりする機会も多々あります。
この仕事で求められる知識は、会社法、コーポレートガバナンス・コード、財務会計、リスク管理、監査など。経験としてはコーポレートガバナンス関連のコンサルタントとして実地を踏んでいるのがベストではありますが、そうでなくともコンサルティング会社や事業会社で経営企画部門に所属していたなどの経験があると親和性があると思います。


大学時代から一貫して
「コーポレートガバナンス」に
関わる
大学では法学部に在籍し、当時から株式会社の機関のあるべき姿に強い関心がありました。1社目新卒では事業会社でコーポレートガバナンスの実務を経験し、その後損保系のコンサルティング会社に転職。プロジェクトリーダーとして企業の危機管理や会社役員の賠償責任リスクに関するコンサルティング等に携わりました。3社目は大手監査法人でそれまで培った経験・知見をさらに発展させました。そんな中、日本企業の多くは欧米のシステムを取り入れて仕組みを整えるものの、実効性が伴っていない、つまり「仏作って魂入れず」という状態であり、それを変えるお手伝いがしたいという想いが強くなっていきました。そして2021年3月、HRGLに転職。振り返ってみると、大学時代から現在に至るまで広義の意味で「コーポレートガバナンス」を学び続け、経験を積んできたということになります。


志ある日本企業が
輝き続けるための支援をしたい
HRGLに関心を持ったきっかけは、転職エージェントからの紹介でした。ちょうど当時は、「クライアントに長く寄り添ってコーポレートガバナンスに特化した支援をしていきたい」と考えていた時期でもあり、紹介されたときは「まさに自分が学生時代から求めていた会社だ」と思いました。実際、社長や部長、社員の方々と面談するうちに、「かかりつけ医として、世界に誇れる日本企業を輩出していくお手伝いをしていこう」という熱い想いがひしひしと伝わり、入社のモチベーションはさらに高まりました。
私は「どんな仕事をするのか」も大切にしているのですが、それと同じくらい「誰と働くのか」ということも重視しています。話を聞いて、「志ある日本企業が輝き続けるための支援をしたい」という想いを、自分だけでなく皆さんも強く持っている。そのことを知れたのも転職を決めた大きなポイントといえます。


著名な大学教授、
金融庁や東証の方々と
タッグを組んで最前線で
仕事ができる
入社して良かったと思うことはたくさんあります。まずCEOと一緒に仕事ができるというダイナミックさ、そして聞いていた通り「かかりつけ医」のようにクライアントに寄り添って仕事ができることです。
また、HRGLは他のコンサルティング会社にないアカデミックな部分もあります。例えば、当社のアドバイザリーボードである、会社法で有名な東京大学名誉教授の神田秀樹先生と一緒に仕事をさせていただく貴重な機会にも恵まれました。具体的には、東証から上場企業向けにコーポレートガバナンスのアンケート調査を受託した際、その調査の監修をそうした高名な大学教授にご依頼するため、東証と当社と先生の三者で打ち合わせをし、日本のコーポレートガバナンスのあるべき姿について示唆を頂戴したりするわけです。また、金融庁や東証の方々とディスカッションをさせていただく機会もあり、コーポレートガバナンスの最前線に立って、社会に影響力を与える仕事ができていると実感します。


クライアントを徹底的に
リスペクトし、「ファン」になる
仕事の性質上、クライアントからは教科書に書いていない切実で生々しい質問をよく受けます。それに対して自身でバランスの良い回答を導き出し、「勉強になりました」「おかげさまで今までにないくらい活発な議論ができました」などと言っていただけた瞬間は大きな喜びを感じます。
また、HRGLに入社してクライアントに寄り添うようになったことで、愛着が深くなったというか、例えばそのクライアントの製品を購入したりして、まさに“ファン”としてクライアントのことをもっと知りたいと思うようになりました。
今後のキャリアビジョンとしては、コーポレートガバナンスのアドバイザリー業務を極めるとともに、これまでの日本企業のリスク管理よりも高度な手法を開発して取り組んでいきたいと思っています。


「間違いを恐れず発言し、
仮説を立てて行動する人」は
活躍できる
HRGLにマッチする人の共通点は、きちんとオーナーシップを持ち、間違ってもいいので自分の意見を伝えることだと思います。実際、「どうしたらいいですか」「自分は何をしたらいいですか」と言う人はおらず、仮説を立てて積極的に動ける人が活躍しています。一方、皆さん「日本企業を良くしたい」という強い志を持っているため、そこに共感できないと働きにくい側面はあるでしょう。
また「戦略・リスク・監査」領域でいうと、他の領域よりもコンサルタント経験者が多い印象があります。これは、よりコンサルティング的な業務が多く、ファシリテーション力、ロジカルシンキング、仮説思考などを用いて答えを導くことが求められるからです。いずれにせよ、社内に上下関係はなく、代表の内ヶ﨑も一従業員のような意識を持っているので、同じ志を持った仲間と楽しく働ける環境だと思います。