INTERVIEW 04

高い専門性を求められる
分野だからこその楽しみ・
やりがいがある

伊尾喜 美希

指名・報酬ガバナンス / マネージャー

三菱UFJ信託銀行にて、IPO支援および役員報酬コンサルティング業務を経た後、当社に入社。現在は、役員報酬制度やサクセッションプランの構築のほか、指名・報酬委員会の運営等に関するコンサルティングに従事。執筆論文に「日経500社における経営者報酬制度の設計・開示状況」(資料版商事法務2020年11月号、共著)がある。

クライアントの新たな
サポートの出発点に
なることも多い「指名・報酬」コンサルティング

私が所属する「指名・報酬ガバナンス部」では、上場企業の役員の指名・報酬制度のコンサルティングをしています。具体的には、役員報酬制度やサクセッションプラン(後継者育成計画)の構築、指名・報酬委員会のアドバイザリーなどです。仕事で関わるのは、主にクライアントの指名・報酬委員会の委員である社長や社外取締役、指名・報酬委員会の事務局(人事部、経営企画部など)の担当役員や担当者です。
当社は三菱UFJ信託銀行の役員報酬コンサルティング事業から始まった背景があるため、当社が提供する4領域(サステナビリティ、戦略・リスク・監査、指名・人財、指名・報酬)の中でも役員報酬のコンサルタントからスタートし、他領域のコンサルティングに展開することも多いです。そのため、「指名・報酬」領域のみでなく、日頃から他領域の知識も習得するよう心がけ、クライアントのニーズを伺うことも重要な業務の一つです。

コンサルティングだけでなく
ソリューションを
提供できるのが強み

「指名・報酬」領域では、コンサルティング(戦略策定)からソリューション(実務運営)まで一気通貫で提供できるのが強みです。コーポレートガバナンスの知識はもちろんのこと、報酬制度の設計・運用となると法務、会計、税務についての知識も求められます。私は当社の創業時に三菱UFJ信託銀行から転籍しており、前職で役員報酬のコンサルティング経験があったため、現職でも生かせています。

魂のこもったオリジナルな
制度を作る楽しみ

自身が構築のサポートをさせていただいた指名・報酬制度が「魂のこもったオリジナルな制度」として日本経済新聞に取り上げられたときは、自身の仕事に誇りを持てましたね。一方、高度な専門知識が求められる業務なので自己研鑽が常に求められますし、しばしば改定される法律や税制にキャッチアップしていかなくてはならないのは大変な側面でもあります。ただ、クライアントと議論をしながら、いかにオリジナルかつ実効性の高い制度を作り上げるかを考えることは非常に楽しく、やりがいがあります。

「相談しやすい、
主張しやすい」
自由でフラットな環境

「指名・報酬」領域では、クライアント1社に対して基本的に2、3名のチームを編成して臨んでいるのですが、できるだけ毎回違うチーム編成でプロジェクトに取り組むため、さまざまなリーダーやメンバーから学びを得ることができます。ちなみにリーダーといっても、トップダウンではなく、私が「こうやりたい」という意思表示をし、それを実現するにはどうすべきかを一緒に議論してくれることも多いです。皆さん、とても話しやすい雰囲気ですので「相談しにくい」「意見を言いにくい」と思ったことはありません。嘘っぽく聞こえますが、本当です(笑)。この「自由でフラットな環境」に関しては、部署だけでなく全社に共通することだと感じています。

「ガバナンスの道を極めたい」という想い

私は新卒で三菱UFJ信託銀行に入社したのですが、自身の業務にやりがいを感じており、転職する気持ちはありませんでした。でも、所属していた部署が会社として独立することになり、自身のキャリアを見つめ直したとき、「ガバナンスの道を極めたい」と思ったんです。加えて、当社が掲げる理念(ビジョン、ミッション、バリュー、パーパス)に共感したため、転籍を決めました。一緒に働く仲間や業務内容が大きく変わったわけではないので、一般に言う「転職」とは少しイメージが違うかもしれませんが、「ガバナンスのプロフェッショナルになる」という覚悟ができたので、気持ちの面では大きな変化がありましたね。

「ガバナンスの
プロフェッショナル」に
なるために

今後、論文執筆などの外部発信を増やしたいと思っています。2020年に初めて「日経500社における経営者報酬制度の設計・開示状況」という論文を執筆して『商事法務』に掲載いただいたのですが、クライアント以外の方々からも多数お問合せをいただき、より多くの方々のお役に立てるきっかけになることを実感しました。
また現在、仕事をしながら大学院(MBA)に通っています。コーポレートガバナンスの知識を深めるとともに、普段から経営者の方と接することも多いため、同じレベルの経営知識を持たないと話にならないと思ったことが主な理由です。正直、かなり慌ただしい毎日を送っているのですが、「ガバナンスのプロフェッショナル」になり、その先にどんな世界が待っているのかワクワクしています。

DAILY SCHEDULE1日のスケジュール

6:30 起床
8:00 始業(在宅)。メールチェック
9:00 クライアントの指名・報酬委員会資料作成
11:00 クライアントと定例WEB会議
12:00 休憩
13:00 クライアントとWEB会議。指名・報酬委員会の事前打ち合わせ
14:00 社内PJチームでWEB会議。進捗や翌日のクライアントとの会議の段取り確認
15:00 クライアントからの照会対応、新規提案資料の作成
18:00 終業(在宅)
19:00 大学院の講義開始
22:00 大学院の講義終了
24:00 就寝

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