見城 大輔

指名・人財ガバナンス/プリンシパル 部長

早稲田大学大学院 理工学研究科修了(建築学)。外資系コンサルティングファームを経て現職。組織・人事に関わるコンサルティングに10年以上従事。一貫した人事戦略のストーリーづくり、オーダーメイドによる統合型ソリューションをご支援。

「カスタマイズ」を
意識しながら
人財戦略を構築・支援する

私は、「指名・報酬ガバナンス」と「指名・人財ガバナンス」における両チームの「指名」領域を横断して担当しています。具体的な業務は、企業の持続的経営を実現するための長期的な(10年単位での)人財戦略の構築支援、及び経営層の指名・サクセッション(後継者計画)支援です。
昨今、「経営戦略と一体化した人財戦略」の必要性を問う声が機関投資家から増えており、企業側もその認識を強めています。しかし、「経営戦略を描いたものの、推進していく人財戦略がない」といった事情も多く見られており、持続的な企業価値を高めていく上では、これまで以上に人財戦略の重要性が高まっていくと考えられます。私たちは「どれだけクライアントが求める姿に近づけるか」、つまりクライアント独自のストーリーを描き、実行できるか、「人財戦略を1社1社“カスタマイズ”していく」ことを強く意識しながら業務に従事しています。

言葉の裏にあるクライアントの
“想い”や“悩み”を汲み取る

コンサルタントに求められる素養という意味で言いますと、「人と人をつなげる力」が最も欠かせないと思います。目の前にいるクライアントに対し、論理だけではなく変革の情熱(パッション)を投げかけ、お互いに高め合っていく。こうした触媒としての役割を果たすためには、クライアントへの提供価値を常に高め続けようとする意志も求められますし、それ以上に「ワクワクできるか、楽しめるか」ということも非常に重要です。
また、私たちの仕事では日常的に経営層と接するわけですが、明確に言葉にして伝えてくれることが多い一方、文脈を読み取って理解しなければならないシーンも珍しくはありません。そういった意味で、言語化されていない部分のコンテクストを含めて把握し、構造化していく能力も必要といえるでしょう。

「建築デザイン」と
「HRコンサル」の共通点

これまで13年間、組織・人事領域のコンサルタントの仕事に携わらせていただきました。もともとは大学院まで建築設計を専攻しており、設計事務所から内定をもらっていました。当時、住民参画型のプロジェクトに携わって「組織の生産性」や「ヒト」に対して漠然と興味があったこともあり、何の知識もないままHRの世界に飛び込んだのが実情でした。
最近になって、コンサルタントに求められる「“具体的な思考”と“抽象的な思考”の行き来」は、当時行っていた設計と大いに通じているとようやく分かるようになりました。私は自分の仕事の中心を「HRのリ・デザイン」だと位置づけているのですが、クライアントの文脈に応じてカスタマイズし、オーダーメイドでご提供していくことと、建築を「デザイン」していくことは、同じフィールドでの仕事として認識しており、今の仕事にも深く関わっていると感じます。

コンサルタントの「原点回帰」を求め、
HRGLに転職

HRGLに転職する前は、外資系コンサルティングファームに勤めていました。BIG4ファームで組織・人財チームを立ち上げ、ちょうどキャリア10年目でシニアマネージャーに昇進したタイミングで、転職を明確に考えてはいなかったのですが、ふと今後のキャリアを見つめ直したとき、「やはり現場の最前線で“組織のリ・デザイン”や“クライアントへのインパクト”を重視した仕事をしたい」と強く思うことがありました。コンサルタントとしての「原点」に戻りたいと思いましたし、何より新しく立ち上げる組織をつくりあげていくことの面白さと、他のコンサルティング会社にはないユニークさを感じ、HRGLに飛び込みました。

「ストーリーコンサル」で
クライアントに価値を提供

HRGLの魅力を端的にいえば、「チーム力の高い専門家集団であること」だと考えています。もちろん、業務内容は経営層向けですので非常に難しい業務ばかりですが、専門性に秀でている人たちが連携し合い、異なる領域とともにチーム一丸となってクライアントに対して価値を提供できたときには、この上ない仕事へのやりがいを感じます。ちなみに、こうした部署の垣根を越えた立体的な支援・取り組みを、私たちは「ストーリーコンサル」と呼んでいます。
HRGLに集まっている人たちは、「この会社のビジョンと自身の専門性を掛け合わせて○○をしたい」と考えて入社している人が多く集まっています。そのためコラボしやすい、互いに尊重し合う組織風土が醸成されています。

「考え方の多様性」が
あるからこその学び・やりがい

HRGLで活躍している人の特徴は、「失敗を恐れず、新しい領域に挑戦し続けること」だと思います。「できない・やりたくない」ではなく、「できない・知らないからこそ楽しい」というマインドを持つ。そういう人は自分なりの工夫をいろいろするので、大きな成長を遂げる可能性は高いでしょう。
会社の雰囲気としては、フラットかつ誰にでも相談をしやすい環境です。上の人にはまったく気を使うことなく、わからないことはお互いに知恵を出し合って解決策を導きます。出身も専門も異なる人財が集まっており、「考え方の多様性」があることもHRGLの魅力だと思います。

DAILY SCHEDULE1日のスケジュール

4:50 起床。新聞チェック
5:00 始業(在宅)。予定確認と段取り確認。ときどき趣味の楽器練習ができると
一日のコンディションが良いです(最近は無伴奏シャコンヌ)
7:30 朝の準備
8:30 子どもを保育園に送る
9:00 クライアントとの打ち合わせ
12:00 昼食(自宅付近のお気に入りのタコス屋に)
13:00 社内打ち合わせ、または資料作成
15:00 クライアントとの打ち合わせ
18:00 資料作成
19:00 夕食/子供の楽器練習に付き添い
20:00 資料作成
22:00 終業(アナログですが手帳で進捗確認とTo Do確認)
00:00 読書/就寝

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